オリーブオイルに含まれる栄養とその驚きの効果

「身体のために良い油を選びたいけれど、どれがいいのかわからない…。」

そんな悩みを持つ方にぜひ知っていただきたいのがオリーブオイルに含まれる豊富な栄養素です。

料理を美味しく仕上げるだけでなく、美容や健康にも嬉しい効果をもたらすその栄養と効果について見てみましょう。

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• オレイン酸

  • オリーブオイルの主成分はオレイン酸。悪玉コレステロール（LDL）を減らし、心臓病や動脈硬化の予防に寄与します。
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  ポリフェノール

  • 強力な抗酸化作用があり、老化防止や心血管疾患の予防に効果が期待されます。
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  ビタミンE

  • 細胞の酸化を防ぎ、美肌効果や免疫力向上に役立ちます。
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  • 消化を助ける

• オリーブオイルは、消化を促進し、胃腸の働きを助ける効果があるとされています。適量を日常的に摂取することで消化器の健康維持に貢献します。

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淡路島のオリーブオイルをおすすめする訳

大畑大介商店の鱧すき鍋でおなじみ、レストラン太公望を運営する淡路じゃのひれアウトドアリゾート（南あわじ市）では、オリーブが実る秋にそのオイルを搾油しています。

国産オリーブオイルといえば香川県の小豆島というイメージがあるので、淡路島産オリーブオイルがあると知ってびっくり！

早速大畑が取材に出向きました。

希少性

日本のオリーブオイルの輸入量は約6万トン（※1）。

オリーブ自体の収穫量は香川県が約522トンで全国1位、87.5％のシェアですが（※2）　、そのすべてがオリーブオイルになるわけではありません。

単純計算しても国産オリーブオイルの流通量は1％以下。

国産オリーブから採れた純国産オリーブオイルは非常に貴重とわかります。

そしてそのほとんどが香川県産なので、それ以外の産地である淡路島（兵庫県）産のオリーブオイルはかなりレアです！

ちなみに、10㎏のオリーブを使っても多い時で1ℓ、少ない時は400～500㎖のオイルしか採れません。

※1　資料：「第14号特別分析トピック︓我が国と世界の油脂をめぐる動向」農林水産省、

　　　　　　「オリーブオイルの輸入」令和 5 年 3 月 16 日横浜税関

※2　香川県HP　うどん県統計情報コーナー（「オリーブ」の収穫量）令和3年

無農薬

レストラン太公望では、無農薬栽培のオリーブを使用してオリーブオイルを搾っています。

手摘み収穫

淡路島で実ったオリーブを手摘みで収穫しています。

オイルにえぐみが出ないよう、実についた枝も手作業で取っているので大変な手間です。

オリーブオイルを大量生産する場合、オリーブを機械で刈り取ったり木から叩き落とす方法がありますが、オリーブの実に傷が付きやすくオイルが酸化してしまいます。

手摘みは手間が掛かる反面、オリーブの実が傷ついて酸化することを防ぐため高品質のオイルを搾ることができます。

鮮度抜群

収穫後約3日のうちに搾油するため、新鮮なキストラバージンオリーブオイルが採れます。

オイルの鮮度が高いと風味や栄養素を最大限に楽しむことができます。

早摘みオリーブのオイルは、美しいグリーン。

水に浸けておいた早摘みオリーブを搾油機に投入！オリーブを砕き、油が出やすくなるようゆっくりと練ります。その後遠心分離で水、搾りかす、オイルに分けます。

無濾過（ノンフィルター）

搾油したオイルは濾過せずに約1か月間置き、不純物を沈殿させます。

こうしてできた無濾過のエキストラバージンオリーブオイルは、濾過されたものと比べると賞味期限が短い点もありますが、豊かな風味や素材の栄養価をそのまま楽しめるのが特徴です。

秋に採れたエキストラバージンオリーブオイルの賞味期限はボトリングしてから約1年間です。

開封後はできるだけ早く使い切ってくださいね。

淡路島産オリーブオイルの使い方

希少な淡路島産エキストラバージンオリーブオイルは、加熱せずぜひ生で使って下さい！

その理由は、

風味や香りが楽しめる

オイルを加熱すると香りや独特の風味が飛んでしまいます。

美容・健康効果が得られる

オイルに含まれる特にポリフェノールやビタミンEといった抗酸化成分は熱に弱く、加熱すると分解されてしまいます。

また、高温になるとオイルが酸化し健康に有害な成分が生成される可能性があります。

レストラン太公望の坂田さんおすすめの使い方は、鴨ロースや牛肉のたたきをエキストラバージンオリーブオイルと塩でいただくというもの。「油なのにお肉がさっぱり食べられる。お肉の甘味が引き立つね。料理に合わせるとオイルの風味にカドがなくなって優しくなってる。」と大畑。

エキストラバージンオリーブオイルとは？

「オリーブの実だけを原料にし、加熱や化学的な処理を行っていないもの」をバージンオリーブオイルと呼びます。

今回取材に伺ったレストラン太公望では2種類のエキストラバージンオリーブオイルを搾っています。

①早摘みオリーブ（フルーティー）

大畑が搾油体験をした早摘みオリーブのオイルは、搾った直後は濃い緑色をしています。青さのある爽やかな香り、ほのかな苦みとピリッとした辛味が特徴。若いグリーンオリーブだけだとえぐみが強く出てしまうので完熟する前の色付いたオリーブを混ぜて味の調整をしています。

また、実が若いと搾れるオイルの量が少ないため貴重で高価なオイルと言えます。

早摘みオリーブオイルの美しい色と、実の量に対してオイルの量がとても少ないことに驚く大畑

透明なボトルに入れた搾油直後の早摘みオリーブオイル。この色を見てください！その後数日かけて徐々に黄色味が出てきました。※実際にお届けするのは光を遮る黒いボトルです。

②完熟オリーブ（リッチ）

熟したオリーブを搾ったエキストラバージンオリーブオイルです。早摘みと比べ、まろやかな香りと風味が楽しめます。よりコクがあるのはこちら。

国産エキストラバージンオリーブオイルはその貴重さからスーパーなどではまず手に入らないため、産地直送のお取り寄せがベストです。

新鮮で風味豊かな国産、無濾過のオリーブオイルを食卓に取り入れて美味しく健康になりましょう！

最高級のエキストラバージンオリーブオイルは、大切な方への贈り物にもピッタリです。

この記事を書いた人

うどん県出身。

宝飾品会社、大手テレビ通販会社勤務を経験したのち、不思議な縁に導かれ20数年暮らした東京から大阪に移住、大畑大介商店の担当となる。

大畑も認めるラグビーマニアで、好きな選手は２００人ほどいるが現在注目しているのはアントワーヌ・デュポンと李承信。