甘酒はアルコール?栄養・効能・飲むタイミングは?|おすすめの「生甘酒」とは?
腸活や発酵食品ブームのおかげでお馴染みとなった甘酒。
昔から日本人に愛されてきた「甘酒」とはそもそも何なのか?なぜ身体に良いといわれているのか?
意外と知らない甘酒のあれこれや、新しい「生甘酒」についても解説します。
甘酒ってお酒なの?
甘酒がからだに良いというのは何となく知っていても、普段飲まない人が気になるのは「甘酒ってアルコール?」ではないでしょうか?
ひと口に甘酒といっても実は2種類あります。
1.こうじ甘酒
米、米麹(こめこうじ)、水を使用し麹菌の酵素の働きで作る甘酒。
名前に「酒」とついていますがこうじ甘酒はノンアルコール。お酒ではありません。
そのため子供や妊婦でも飲むことができます。ちなみに砂糖も不使用です。
約1,300年前の日本最古の歴史書「日本書紀」に麹甘酒の原型と思われるものについて記載があります。
2.酒粕甘酒
酒粕(さけかす)を水に溶かし砂糖を加えて作る酒粕甘酒はアルコールを含みます(1%未満)。神社などでよく振舞われるのはこちらです。寒い季節などは体が温まって嬉しいですよね。
歴史的には大正~昭和にかけて定着した比較的新しい飲み物になります。
アルコールが気になる人は、成分表示を確認してこうじ甘酒を選べば大丈夫です。
原材料名に「酒粕」という表示がない甘酒はノンアルコール
「飲む点滴」=こうじ甘酒の栄養と効果
近年その価値が見直されているのが麹(こうじ)甘酒。
「飲む点滴」とまでいわれているのはなぜでしょう?
どんな栄養が含まれているのか調べてみました。
いかがでしょう?
「飲む点滴」といわれる訳が段々と分かってきましたね。
江戸時代には庶民に広く飲まれるようになり、栄養価が高いため夏の暑さを乗り切るために重宝されていました。
生甘酒とは?
2017年頃から「生甘酒」というジャンルが登場しました。
京都は北野天満宮の程近く、上七軒通にある家族経営のワインショップ、わいん屋おおきにさんがそんな生甘酒を作っています。
わいん屋おおきに
竹井保さんはサラリーマンの頃からワインが大好きで、退職後に樽ワインを販売するビジネスを起業します。
紆余曲折を経たのち、ご子息の崇さんがソムリエとなっていたことで現在の地にボトルワインのショップをオープンしました。
そして、奥様の房子さんが調理師として働いていた時に生甘酒を教えてもらい、その美味しさに驚き、体質に合ったため自分のための生甘酒を作り始めます。
この生甘酒をワインショップで販売し始めるとお客さんに大人気に!
メディアが度々取材に来たり、大手百貨店からも声が掛かるようになり、今ではワインを凌ぐ人気商品となりました。
実は保さん、ご自身で「ラグビー狂」と仰るほどのラグビー好き。
「あの大畑が大畑大介商店という事業をやっている!」と知り、訪ねて来て下さったのがご縁の始まりです。
ワイン好きが高じてビジネスにしてしまった竹井保さん(右)。かつてはモデルの経験も!
竹井保さん(中央)は取材に伺ったタイミングがご退院されたばかりという時でした(申し訳ありません!)。房子さん(左)は、色白できめ細かいお肌の持ち主です。
ワインよりも人気?!となった発酵食品たちが小さなお店に所狭しと並んでいます。
生甘酒とは?
わいん屋おおきにの甘酒は生甘酒。一般的な甘酒とは少し違います。
その違いは「火入れ」をするかどうか。
一般的な甘酒は加熱処理(火入れ)をして作ります。
火入れによって発酵を止め、麹菌の作用で発酵が進んで味が変わってしまわないようにしているのです。
麹菌は60℃以上の温度が30分以上続くと失活し始め、70℃が限界で死滅しますが、麹菌の作用で生まれた栄養素は一定量残ります。
生甘酒はどうでしょう?
生甘酒は火入れをせずに作るので、通常の成分に加えて熱に弱い栄養素(ビタミンB群や酵素のプロテアーゼ)などがそのまま残ります。
しかし、放っておくと発酵が進んでしまうため、火入れではなく冷凍することで発酵を止め、麹や酵素の働きを眠らせます。
麹も酵素も眠っているだけなので解凍すれば作りたての甘酒の風味が味わえ、熱に弱い栄養素も残っている状態で飲むことができます。
火入れをしても栄養素が豊富に含まれる甘酒ですが、火入れをしない生甘酒には一般的な甘酒には残っていない栄養素も含まれているため、体に良い栄養が沢山摂れるという訳です。
いちばん人気はプレーン。自然な甘さと「生」の甘酒ならではの出来立ての風味が楽しめる飽きの来ない逸品です。
2番人気は季節限定のイチゴ味。フレッシュないちごを3種類も使用し、崇さんがプロ(ソムリエ)ならではの感性で生甘酒に合うよう仕上げています。「生甘酒ってこんなにいちごと合うんだ!」と驚くはず。
どれもソムリエの崇さんが作っているだけあり、美味しく生甘酒を楽しめるフレーバーばかり。
身体に良い事は分かっていてもなかなか飲み続けられないという方、甘酒が大好きで色々試してみたい方という方にもお勧めです。
いつ飲めばいいの?
脳や身体のエネルギーとなるブドウ糖が主成分なので、朝飲んでエネルギーチャージをするのがおすすめです。
朝食の最後に飲むと血糖値の急上昇も防げます。
量は100~200mlが良いようです。担当はおおきにさんのパウチを2回に分けて飲むとちょうど良い量!
お取り寄せが最適なワケ
生甘酒を置いているお店、作っているお店はまだまだ多くはありません。
作りたてを冷凍してお届けする必要があるので、「お取り寄せ」が最も向いている商品といえます。
冷凍なので冷凍庫にストックできるのも嬉しいポイント。
夏なら半解凍でシャーベットのように食べると、美味しく健康的な夏バテ防止策にもなりますね。
まとめ
昔から人々に愛されてきた甘酒には以下のような特徴があり、飲む点滴といわれています。
✔ノンアルコール
✔脳や体に素早く吸収されエネルギー源となる
✔疲労回復を助ける
✔腸内環境を整える
✔美肌効果が期待できる
そんな生甘酒の千年以上の歴史の中で誕生した新しい「生甘酒」は一般的な甘酒には残っていない栄養素も含む期待の新星。
メイドインジャパンのスーパーフード、生甘酒で美味しい腸活生活を始めましょう!
つづく
次回はそもそも麹(こうじ)とは?という点について解説します。
ソムリエである崇さんは京都にあるフレンチの名店に10年以上務めたというキャリアの持ち主。
現在はショップのワイン選びや管理に加え、人気の甘酒や麹を使った発酵食品も作っています。
おおきにの生甘酒が美味しいのはプロ(ソムリエ)が感性を研ぎ澄まして作っているからなんですね。
参照
この記事を書いた人
うどん県出身。
宝飾品会社、大手テレビ通販会社勤務を経験したのち、不思議な縁に導かれ20数年暮らした東京から大阪に移住、大畑大介商店の担当となる。
大畑も認めるラグビーマニアで、好きな選手は200人ほどいるが現在注目しているのはアントワーヌ・デュポンと李承信。
加工品発酵食品夏(6~8月)加工食品秋(9~11月)加工食品冬(12~2月)オリジナル商品
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円 (税込)商品紹介
【産地直送】生産者と食卓を共に笑顔に|大畑大介商店
元ラグビー日本代表の大畑大介が、コロナ禍により困っている生産者の方の力になりたいと立ち上げた、“全国各地の生産者の方”と“皆様の食卓”を繋ぐサイトです。大畑大介が自信を持っておすすめする産地直送の美味しい食材(新鮮な野菜・魚介類・果物・お米等)をお取り寄せいただけます。 また出品いただく生産者の方も随時募集中です!
屋号 | 株式会社ディンゴ |
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代表者名 | 辻井 伸久(ツジイ ノブヒサ) |
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