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【柑橘】中晩柑って何? 清見・不知火・三宝柑・たまみetc…いちばん美味しい時期は?

中晩柑とは

 

いわゆる「みかん」は、正確には「温州みかん」という種類になり、秋から1月頃まで出回ります。

この温州みかんの季節が終わると、「中晩柑(ちゅうばんかん)」といわれる柑橘類の季節がやってきます。

 

中晩柑とは、1月から5月ごろに収穫される、温州みかん以外の柑橘(かんきつ)の総称で、甘夏や伊予柑、八朔などがよく知られています。人気の「清見」や「不知火(しらぬい)」「せとか」も中晩柑に該当します。

 

 

柑橘の種類

ひと口に柑橘といっても、その数は世界に900~1,000種類、日本だけでも160種類ほどあるようです。

とりわけ温州ミカンとオレンジの交配で生まれた品種の「清見」は、近年生まれている様々な新品種の親となっている優秀な柑橘です。

 

 

 

今回大畑大介商店がご紹介するのは、和歌山県の「有田みかん」の一大生産地、有田郡湯浅町の主井農園さん。

スタッフがその美味しさが忘れられず熱烈オファーして販売にこぎつけた生産者さんです。

湯浅湾を眼下に望む傾斜地にある主井さんの農園にて、主井優好さん(左)と大畑(右)

 

主井さんの農園では、温州みかんを含めて年間約10種類の選りすぐりの柑橘が栽培されています。

 

主井農園の特徴

主井農園のある地域は、

・黒潮の温暖な気候

・潮風当たる段々畑

・紀伊水道に面した湯浅湾

・みかんの糖度が決まる夏に雨が降りにくい

ことが挙げられます。

 

中晩柑の季節、2月末に農園にお邪魔した時は、清見、たまみ、津の輝(つのかがやき)、三宝柑(さんぼうかん)など、珍しい品種も含めて様々な柑橘が実っていました。

 

なかでも主井さんのおすすめ品種「三宝柑」は江戸時代に和歌山県で生まれた歴史ある品種で、昔はお殿様への献上品だったそうです。

形はデコポンに似ていますが、色は黄味掛かっており、甘さと酸味のバランスが良く、非常にさわやかな後味が特徴です。

知る人ぞ知る和歌山県の名産品ですね。

 

畑で数種類を食べさせて頂きました。

当たり前かもしれませんが、頂いてみるとそれぞれの品種によってひとつひとつが大きさや香り、皮の厚みや硬さ、食感、味がまったく違うんです。

そしてどの柑橘をいただいてもちょっと特別な美味しさ。

どうしてこんなに美味しいのでしょうか?

 

 

主井農園のこだわり

とびきり美味しいみかんを作る主井さんのこだわりは、「土」

土が良いことが土地選びの条件で、「管理している農園全て、良い土」と断言されるほど。

実は南向きよりも東向きが柑橘には適していて、日当たりが良く、風の影響を受けにくいところが良いそうです。

 

また、木の剪定も大切です。

春芽が出やすいように剪定することで木が弱らないように気を付けています。

そして剪定された木の根元は、乾いていることが重要。

 

お話しを伺った際に驚いたのが、主井さんはひと目で木の状態がわかる上、9000坪以上の管理する農園があるにも関わらず、「あそこのあの木は3日後には収穫だな」など、畑に居ずとも、全てをしっかり把握していることです。

 

主井さんのこだわりが詰まった農園を見回すと、ひとつひとつの実に手作業でカバーがかけられた木が何本も。

例えば緑のカバーで覆われていた「たまみ」は、小ぶりで可愛らしく、甘さも濃厚で、食べたときに粒感があって弾ける感じがとっても美味しい!

 

しかし実は「たまみ」は果実が大きくなりにくく、木にたくさんならせ過ぎると次の年に影響が出る難しい品種だとか。

そのため、あまり市場に出まわらない希少な柑橘ですが、「手間や時間はかかるけれど本当に美味しい柑橘を食べてほしい」という思いで育てていらっしゃいます。

 

このように、栽培環境を整え、絶えず手間暇をかけることで美味しい柑橘が生まれるんですね。

 

柑橘がいちばん美味しい時期

先述した通り、主井農園の場合栽培している柑橘の木の状態や、美味しくなる時期をすべて把握されています。

例えば収穫時期になってもあえて収穫せずに樹上で美味しくなるのを待つもの(木成り)や、

収穫してから2~3日ほど経過すると甘さが丸くなり美味しくなるものなどがあるそうで、品種によっていちばん美味しい時期は様々、ということになるようです。

 

このさじ加減は、生産者さんによってそれぞれで、

主井農園ではそれぞれの柑橘のいちばん美味しい瞬間を農園主自ら見極めてお届けしています。

届いたらできるだけ早く食べて、その美味しさを楽しんでくださいね!

 

箱のデザインも可愛いので、そちらもぜひ楽しみにしてください。

 

おまけ

主井農園さんのM.CITRUS FRUIT PARLORというおしゃれなお店で、季節の柑橘のソフトクリームをいただきました。

ジューシーなジュレや果実も添えてあり、フレッシュで上品な甘さが最高です。

有田郡湯浅町栖原を訪れる際は、ぜひお立ち寄りください!

 

 


この記事を書いた人

この記事を書いた人

うどん県出身。

宝飾品会社、大手テレビ通販会社勤務を経験したのち、不思議な縁に導かれ20数年暮らした東京から大阪に移住、大畑大介商店の担当となる。

大畑も認めるラグビーマニアで、好きな選手は200人ほどいるが現在注目しているのはアントワーヌ・デュポンと李承信。

 

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商品紹介

潮風香る温暖な段々畑でこだわりの柑橘を育てるのは主井農園さん 日本を代表する柑橘の産地である有田の地域は、柑橘を育てる上でとにかく恵まれた環境にあります。 中でも土壌環境は特に重要なポイントで、主井さんが管理する畑は9000坪を超えますが、ほぼ全ての畑で「良い土しかない」と断言するほど。   その中で主井さんは優れた…

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