温州みかん生産量日本一の和歌山県、その中でも有田みかんは代表的な高級ブランドです。

その有田みかんだけをこだわりの製法で絞った、果汁100%の高級みかんジュースを取材しました。

「味皇」有田みかん100% 高級みかんジュース

江戸時代から続く有田みかん農家の6代目にして果樹園紀の国株式会社の宮芝弘己社長は、50年以上にわたりみかん栽培に携わってきました。

毎年旬の時期には「今年のみかんは美味しいだろうか？」と心配しながらも、毎年「美味しいなぁ」と実感できるような有田みかんを収穫していました。

そんなある日、「畑で食べる有田みかんは食べた瞬間にみかんジュースになる」と気付いたそうです。

そして、「旬の時期だけでなく一年中この美味しさを味わえるようにしたい」、「この美味しさをみんなにも味わってほしい」、という思いから、「有田みかんでみかんジュースを作ってみたい！」と思うようになりました。

大畑と果樹園紀の国株式会社の宮芝社長（右）。将来7代目となる娘さんたちと一緒に、今でも日々有田みかんの栽培に精を出されています。

ジュースをどうやって絞るか、ジュースに使う有田みかんをどうやって集めるかなど、試行錯誤を繰り返し、地元の農家さんや仲間の協力で3年間掛けてやっと社長が納得できる「本物のみかんジュース」が完成します。

温州みかんのブランド、有田みかんを100％使用した「有田みかんの味皇（あじおう）」の誕生です。

有田みかんの味皇のこだわり

材料

材料のみかんは、約200軒の有田みかんの契約農家から集まってきます。

何度も言いますが、味皇のすごいところは材料が有田みかん100％という点です。

その中でも、糖度が11.5～13.5度の有田みかんだけを使用します。

また、色と香りの良いみかんであることも条件にしています。

特にみかんの色は赤味の強いものほど酸が抜けて糖度が高く、甘いうえに濃厚なんだそう。

そのため、契約農家の協力のもと青いものや黄色っぽいものは避けて、赤味の強いみかんを集めています。

洗浄

集められた有田みかんはマイナスイオン水で徹底洗浄されます。

これにより残留農薬を限りなくゼロに近づけます。

マイナスイオン水で徹底洗浄することで安心安全な美味しいジュースになります。

搾り方

『有田みかんの味皇』において最も特徴的なのはその絞り方といえます。

みかんを皮ごと半分にカットし、1度だけカット断面から優しく絞ります。

圧搾機で2度以上絞ると果皮の油分が入ってジュースの品質が劣化してしまうため、720mlのジュースを絞るために約25～30個の有田みかんが使われます。

本当に贅沢ですね！

絞った果汁は糖度が11.5～12.0度となるようブレンドされたのち、風味と味を損なわないよう細心の注意を払いながら低温殺菌されます。

ジュースを絞っている工場はみかん畑のすぐ隣にあります。

みかんを知り尽くした農家の６代目が自信を持って「本当に美味しい」と胸を張る『有田みかんの味皇』ですが、ジュースの中には有田みかんだけでなく地域の有田みかん農家さんたちの「本物を知ってほしい」という想いも詰まっています。

贅沢な搾り方をしているだけあってその味わいはとにかく濃厚。

担当はこんなに濃いみかんジュースを飲むのは初めてでした。

有田みかんの風味をそのまま味わうため、まずは氷なしで飲むのがお勧め！

口いっぱいに有田みかんの風味が広がり、酸味と甘みのバランスも絶妙です。

大切な方への贈り物にもぴったりです。

大畑大介商店では、『有田みかんの味皇』のほか、『和歌山のもも　味皇』と『和歌山のゆず　味皇』を加え、３本セットでご用意しています。

また、『有田みかんの味皇』はプレミア和歌山にも認定されており、高級ホテルや有名百貨店でも取り扱われている商品です。

『和歌山のもも　味皇』は、桃の果肉を活かすことで飲むというより「食べる」感覚の贅沢なテクスチャー。

『和歌山のゆず　味皇』は、蓋を開けるとゆず果皮と果汁の華やかで清々しい香りが立ち昇ります。

※「もも」、「ゆず」は果汁100％のままでは飲みにくいため、いちばん飲みやすい配合で仕上げてあります。

この記事を書いた人

うどん県出身。

宝飾品会社、大手テレビ通販会社勤務を経験したのち、不思議な縁に導かれ20数年暮らした東京から大阪に移住、大畑大介商店の担当となる。

大畑も認めるラグビーマニアで、好きな選手は200人ほどいるが現在注目しているのはアントワーヌ・デュポンと李承信。