大畑大介商店 元ラグビー日本代表の大畑大介が、コロナ禍により困っている生産者の方の力になりたいと立ち上げた、“全国各地の生産者の方”と“皆様の食卓”を繋ぐサイトです。大畑大介が自信を持っておすすめする産地直送の美味しい食材(新鮮な野菜・魚介類・果物・お米等)をお取り寄せいただけます。  また出品いただく生産者の方も随時募集中です!

【ヴィーガンアイスクリーム】卵・乳不使用のスイーツ|おすすめの豆乳アイス

ヴィーガン(ビーガン)とは?

食の多様化が進み、ヴィーガンフードやベジタリアンフードは選択肢の一つとして徐々に定着しつつあります。

しかしそもそも「ヴィーガン」とはどういう定義なのでしょうか。

 

ヴィーガンとは「完全菜食主義者」のことで、卵や乳製品など動物性のものも口にしません。

また、食生活以外でも例えば身に着けるものや日用品も動物性製品は避けます。

ヴィーガンとなる理由は、宗教や動物愛護、環境や健康への配慮など、人によって様々です。

 

 

 

ベジタリアンとの違い

ベジタリアンは動物性の食品は避けますが、卵や乳製品は口にします。

しかし最近ではベジタリアンの中にもこれ以外に様々なカテゴリーがあるようです。

 

 

 

ヴィーガンスイーツとは?

先にも述べたようにヴィーガンフードは動物性のものを避けるため、ヴィーガンスイーツも卵や乳製品などの動物性の材料を一切使用せず、植物性材料のみで作られます。

 

ちなみに白砂糖も不使用です。理由は、砂糖の精製の工程で動物の骨を使用するから。

そのためヴィーガンスイーツにはきび砂糖など未精製の砂糖などが使用されます。

 

このヴィーガンスイーツ、実は最近女性を中心に人気が高まっています。

理由は、

 

・ダイエット中だから

・健康志向だから

・単に美味しいから

 

など、様々。

確かにかつての「ヴィーガンスイーツ」のイメージとは違って、植物性の素材だけでできているとは思えないほど美味しくて、見た目もかわいいものが増えています。

見た目の美しさ、美味しさ、ヘルシーさを兼ね備えているなら、選びたくなるのは当然かもしれません。

 

 

 

豆乳アイスクリーム

スイーツの中でも子供から大人まで誰もが大好きなアイドル的存在、アイスクリーム。

実はアイスクリームもヴィーガン対応のものがあります。

 

滋賀県のムーンフードジャパンさんでは卵・乳不使用なのに濃厚で美味しい画期的な豆乳アイスクリームを作っています。

 

20代の頃にヴィーガンとして生きることを選んだ東野さんご夫妻。

お二人はスコットランドで出会い、妻のマーシーさんの故郷ポーランドでヴィーガンレストランを経営していました。

 

必要なものは何でも自分たちで作ってしまう東野さんご夫妻。背景に映るご自宅も何と手作り!

QOLを大切にしているので、日が暮れたら仕事を切り上げます。お店はあえて持たず、アイスクリームはオンラインと卸で販売しています。(左から東野マーシーさん、大畑、東野雄史さん)

 

 

こだわりの製法

マーシーさんの提案で日本(夫の雄史さんの故郷滋賀県)に住むことにしたお二人は、ポーランドのレストランで大人気だったヴィーガンアイスクリームを、こだわりの滋賀県産大豆フクユタカで作ろうと思い立ちます。

 

豆乳アイスはこのフクユタカで作られます。本来は豆腐用の大豆だそう。

 

 

ポーランドでは買ってきた豆乳でアイスクリームを作っていたため、大豆からのアイスクリーム作りは初めて。

普通の豆乳からアイスクリームを作ろうとしてもシャーベットになってしまうため、濃い豆乳が必要です。

お二人は何度も失敗を繰り返しながら、豆乳をしぼった後に加熱するという独自の“生しぼり製法”にたどり着きます。

 

1.浸水地元である長浜市余呉町の美味しい水に大豆を6~12時間浸ける(時間は季節によって調整)。

 

まん丸だった大豆がきれいな水を吸ってふっくらとしています。

 

2.豆乳を絞る

水を吸って膨らんだ大豆にぬるま湯を加えてミキサーでペースト状にし、企業秘密の手作りの機械で10t(!)の負荷をかけて絞る。大きな負荷をかけることで濃いだけでなく粘度の高い豆乳になる。

 

この豆乳で添加物を使わずにアイスクリームを作ります。

味見をさせていただきましたが、豆乳が苦手な担当でも甘くて美味しいと感じました。

 

3.豆乳を温める

絞った生の豆乳を湯煎で温める。湯煎は時間がかかるが濃度が薄まらず、芯まで温まる。

 

湯煎することでフクユタカが持つ独特の豆臭さも消えます。

 

このようにとにかく時間と手間が掛かる生しぼり製法。

しかしこの製法によってできた豆乳だからこそ、増粘剤、乳化剤を使わない豆乳アイスクリーム作りが可能なんです(某有名アイスクリームブランドもムーンさんの豆乳アイスの作り方を探ろうとしたとか、しなかったとか・・・)。

また、豆乳を絞ると泡が出るので大豆製品には消泡剤が使われることが多いのですが、ムーンフードジャパンでは消泡剤も不使用です。

 

 

お二人が豆乳アイスクリーム作りを始めて6年(2023年時点)。

製法に合った道具が見つからなければ市販品をアレンジしたり、道具や機械自体を手作りしたりと、理想のアイスクリームに少しでも近づけるよう工夫を凝らしてきました。今でもより美味しくするためにマイナーチェンジは常にしているそうです。まさに唯一無二の製法ですね

 

 

どんな味?

豆乳アイスクリームと聞いて、担当スタッフも食べる前は何となく「あっさりしているのかな?」「甘くないのかな?」と思っていました。

しかし実際に食べてみると卵も牛乳や生クリームも使っていないとは思えないほど美味しいアイスクリームでした。

 

豆乳の濃厚さに加えてコクも感じるのはココナッツオイルを使っているから。

 

上品な甘さですが、控えめというよりちゃんと甘い!

実はこれ、きび砂糖だけでなく、大豆の甘さを引き立てるためにほんの少し岩塩を加えているからなんです。

おそらくほどんどの人が気付かないほどの塩の量なのですが、確実に甘さが前面に出ています。雄史さん、さすが元シェフのなせる業ですね。

 

どのフレーバーも本当に美味しくて、言われないと豆乳アイスクリームだと気づかないほどのレベル。大畑とスタッフの3人で、試食のために出していただいたすべてのフレーバー(5種類以上)を完食してしまいました。美味しいのに軽いのも、豆乳アイスクリームの良いところかも!

 

 

パッケージもポップでおしゃれ。お二人のセンスの良さが表れています。アイスクリームのフレーバーによって豆乳の濃度を変えているため、1日に作れるアイスクリームはたった1種類のみ!

 

 

 

なぜヴィーガンアイスクリームなのか

コロナをきっかけに頑張っている生産者さんを応援するため大畑大介が立ち上げた当商店。

以来、様々な食材・商品を皆様にご紹介してまいりました。

今回なぜヴィーガンスイーツをご紹介するに至ったか?

それは、お二人が作り出すアイスクリームに、ラグビー精神に通じるものを見出したからです。

 

清潔なアイスクリーム工場で雄史さん(右)のお話に聞き入る大畑。

アレルギーのある子供たちがムーン豆乳アイスに出会い「アイスクリームって美味しいね!」と見せる笑顔がモチベーション、というお話も印象的でした。

 

 

ムーンフードジャパンのアイスクリームは、ヴィーガンの方だけに向けられたものではありません。

ヴィーガンの人や卵・乳アレルギーがある人、病気で食事制限のある人も、そうでない人も、あらゆる食生活を送る人たちが楽しめるスイーツです。

つまり、多様性に対応できるスイーツ、みんなに優しいスイーツといえるのではないでしょうか

 

大畑が関わってきたラグビーも多様性を活かそうとするスポーツです。

体の大きい人だけでなく小さい人も、足が速い人もそうでない人も、力のある人もない人も、肌の色や宗教も関係なく、各々が自身の長所・能力を活かしてみんなで楽しむことを目指す、それがラグビーというスポーツなのです(「ラグビーフォーオール」といいます)。

ムーン豆乳アイスクリームとラグビー精神、なんだか似ていませんか?

 

はじめは「ヴィーガンアイスクリーム」と聞いてニッチで特殊なジャンルかと少し身構えた担当でしたが、足を踏み入れてみるとたくさんの人を幸せにする、世界がぐんと広がるような素敵なスイーツでした。

みなさんもご家族や仲間のみんなで、豆乳アイスクリームをぜひ楽しんでください!

 

 


この記事を書いた人

この記事を書いた人

うどん県出身。

宝飾品会社、大手テレビ通販会社勤務を経験したのち、不思議な縁に導かれ20数年暮らした東京から大阪に移住、大畑大介商店の担当となる。

大畑も認めるラグビーマニアで、好きな選手は200人ほどいるが現在注目しているのはアントワーヌ・デュポンと李承信。

 

【滋賀県長浜市】ムーン豆乳アイスクリーム8個セット 濃厚なヴィーガンアイス

通常価格

3,500

(税込)
購入はこちら

商品紹介

ヨーロッパでレストランを経営していた東野雄史さん・マーシーさんご夫妻が滋賀県で作る豆乳アイスクリーム   滋賀県産の大豆を絞った豆乳を使用したアイスは、豆乳アイスクリームの概念を打ち砕かれるほど濃厚で滑らか。 乳・卵・白砂糖を使っていない事をつい忘れてしまう美味しさです。 さらに一般的なアイスクリームによく使用さ…

【産地直送】生産者と食卓を共に笑顔に|大畑大介商店

大畑大介商店

元ラグビー日本代表の大畑大介が、コロナ禍により困っている生産者の方の力になりたいと立ち上げた、“全国各地の生産者の方”と“皆様の食卓”を繋ぐサイトです。大畑大介が自信を持っておすすめする産地直送の美味しい食材(新鮮な野菜・魚介類・果物・お米等)をお取り寄せいただけます。 また出品いただく生産者の方も随時募集中です!

屋号 株式会社ディンゴ
住所 〒530-0041
大阪市北区天神橋1-17-2
辻ビル202
営業時間 10:00~17:00
定休日 土日祝
代表者名 辻井 伸久(ツジイ ノブヒサ)
E-mail rugby@ohatadaisukeshouten.com

コメントは受け付けていません。

特集