美味しいみかんの見分け方 みかんの疑問あれこれ。有田みかん農家さんに聞いた!
冬の果物代表!みかん。コタツの上にみかんは冬の風物詩ですね。
和歌山県のブランドみかんといえば「有田みかん」。
一口に有田みかんと言っても生産者さんは5000軒ほどいらっしゃるそうで、育て方やこだわりは農家さんで様々。
今回はみかんのみっちゃん農園さんよりみっちゃんこと、小澤光範さん(右)より詳しくお話を伺いました!
美味しいみかんとは?
色は?
オレンジ色が濃いほど美味しいみかんです!
軸は?
軸が細く(小さく)、軸の周りが黄色いものが美味しいみかんです!
軸が細いと栄養分がゆっくり均等に流れていくので、軸の切り口が細い(小さい)物がより美味しいみかんになります。
皮と実の密着度は?
皮から実が浮いてしまっていると、劣化が早く、美味しいみかんとはいえません。
皮と実がしっかり密着し、皮が薄く剥きにくいみかんが、美味しいみかんです!
表面がつるっとしている、ボコボコしている どっちが美味しい?
これは意外かもしれませんが、表面がボコボコしたみかんの方が美味しいみかんです!
成長過程でストレスがかかりボコボコとしてくるのですが、実はこれが甘いみかんの証。
センサーで弾かれてしまうので、一般の流通には乗りにくくスーパーなどではあまり見かけないと思います。
直売所や農家さんから直送で購入できる場合は、ボコボコしたみかんが甘いと覚えておいてください!
鮮度は?みかんって追熟する?
結論から言うと、農家さんによって考え方は様々です。
同じ有田みかんでも、早めに収穫して追熟させ酸味を飛ばして出荷される、という方もいれば、木に成った状態で追熟させる「木成り」で収穫する方もいます。
はたまた、適熟収穫し、鮮度良く食べてもらうことが一番と言う方もいます。
どのような状態で食べるのがベストか、農家さんの言葉を聞くのが一番です!
大きさは?
これも農家さんによって一概には言えないものの、時期よっても異なります。
一般的に年内は小さい方が美味しいと言われていますが、年明け以降は大きくても美味しいみかんも出てきます。
小ぶりの方が美味しいという概念が浸透していますので、美味しさはそこまで変わらないけど、大きいと値がつきづらいのも現状。
少しお得にお買い物するなら大きいサイズもアリですよ!
その他にも美味しいみかんの見分け方がいくつかあるそうです。
農家さんとお話しする機会があればぜひ尋ねてみて下さい!
上記を踏まえた上で、おすすめの農家さん、みかんのみっちゃんさんのご紹介です✨
みかんのみっちゃん農園の有田みかん
冒頭で、有田みかんの生産者さんは5000軒ほどいると書きましたが、本当に生産者さんによって、育てる上でこだわっていることは様々です。
今回は若手農家の「みかんのみっちゃん」さんのみかんのこだわりについて、お伝えしていきます!
みかんのみっちゃん
代々みかん農家に生まれますが、実家は継がずサラリーマンとして就職します。
とある農家さんとの出会いをきっかけに、脱サラし6代目として家業を継ぐことに!
現在は60種の柑橘類を生産されており、S N Sでも広く情報を発信する、勢いのある若手農家さん!一児の父として子育てにも奮闘中です。
糖度は?味の特徴は?
平均糖度は12度で、個体によって16度を超えるみかんもあります。
味が濃くて甘いのに酸味とのバランスもしっかり取れていて、後味が長く続く。
薄皮が口に残らない。
みかんのみっちゃんさんが育てるみかんはそんなみかんです。
こだわりポイント① 上質な肥料
みっちゃんさんは、和歌山一高品質な肥料、土橋肥料店さんから肥料を買い付けています。
料亭で使う鰹節の、頭と尻尾部分を細かく砕き乾燥させたものをメインに、牛肉を始めとした肉粕などを混ぜた肥料です。
これだけでもかなり上質な肥料なのですが、春と秋の2回施肥が一般的なところ、みっちゃんさんは春夏秋と3回も施肥しています。
肥料を撒くタイミングも重要で、雨の前に与えると吸収率が高まるそうです。
そういったことを土橋肥料店の土橋弘誠さん(左)指導のもと、上質な肥料を適切なタイミングで与えることを徹底しています。
みかんを育てる上で注意すべき黒点病は、強いみかんを育てることで枯れ枝が減り、防ぐことができます。
そうなると農薬量減らせますし、このように一箇所に沢山実をつけても栄養がしっかり行き渡っているため、美味しいみかんの収量も増えるのです。
こだわりポイント②鮮度重視!
みっちゃんさんの有田みかんは、早過ぎず遅過ぎずのタイミングで収穫します。
みかんは日持ちするイメージがありますが、収穫後すぐが一番美味しいよう計算されており、収穫後2、3日以内には出荷し、鮮度が良い一番美味しいタイミングで食べていただけるよう、お届けしています。
こだわりポイント③思いを込めた化粧箱
デザイナーさんに農園に来てもらい、1年かけて完成した化粧箱。
とっても可愛いと評判です。
みっちゃんさんが描くビジョンを絵本のテイストで表現。
人とのつながりを大切にし、みかんで『笑顔・幸せ・感謝・未来』を創造し世界中に有田みかんを届けます。
有田みかんを食べて、世界中の皆が自然と笑顔になり、幸せの輪が広まるような、美味しいみかんを毎年お届けします。私達の周りにいる家族やお客さん、みかんに感謝を忘れず、次世代に繋がる明るい未来を皆で創っていきます。
みかんのみっちゃん農園HPより抜粋
まとめ
一口に有田みかんと言えど、農家さんによってこだわりは様々。
昨今は、農家さんご自身が販売できる、産地直送のサイトも沢山ありますので、ぜひご自身のお気に入りの農家さんを見つけてみるのも良いですね!
この記事を書いた人
大阪府出身。10代〜20代半ばまで某劇団員として舞台で活躍。
アスリートのセカンドキャリアや、ラグビーW杯2019、東京五輪・パラリンピック2020に仕事で携わることに興味を持ち現在の職に就く。
MBS『産直ダイスケ』のロケへ、大畑大介マネージャーとして3年間同行してきた経緯から、大畑大介商店担当となり、現場取材・取材記事作成・商品撮影・サイト運営・SNS運用等、奔走中。
【和歌山県有田郡】有田みかん 3kg ※11月〜12月末
通常価格
1,980
円 (税込)商品紹介
【産地直送】生産者と食卓を共に笑顔に|大畑大介商店
元ラグビー日本代表の大畑大介が、コロナ禍により困っている生産者の方の力になりたいと立ち上げた、“全国各地の生産者の方”と“皆様の食卓”を繋ぐサイトです。大畑大介が自信を持っておすすめする産地直送の美味しい食材(新鮮な野菜・魚介類・果物・お米等)をお取り寄せいただけます。 また出品いただく生産者の方も随時募集中です!
屋号 | 株式会社ディンゴ |
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