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梨の旬 梨農家さんに聞いた!美味しい梨の見分け方 品種の特徴も解説!

 

梨には大きく分けると、和梨・中国梨・洋梨の三種類に分類されます。
その中でも和梨は、秋の味覚として人気が高く、さまざまな品種があります。

さらに和梨は「赤梨」と「青梨」の2種類があり、「青梨」の代表である二十世紀梨は、一世を風靡しましたが、酸味が強い品種のため、近年は甘味が強い「赤梨」が人気となっています。

 

今回はそんな「赤梨」について、旬の時期やおすすめの品種など、茨城県の梨の一大産地、下妻市で梨の卸業をされている
クロレラ梨研究会 事務局 倉持康文さん(右)にお話を伺い、掘り下げてご紹介していきます!

 

梨の旬の時期

9月から10月にかけてが最盛期。品種によって移り変わっていく果物です。
実際にはお盆前のお供え需要もあり、ハウスの早生品種が7月中旬から出回っています。晩生の品種は12月上旬までが収穫期。

3ヶ月以上日持ちする晩生品種もあり、「年を越す梨」も少しずつメジャーになってきました。

 

クロレラ梨研究会の梨の出荷時期と品種を見ていきましょう。

1品種1ヶ月弱の期間のものが多く、移り変わっていく様子がよくわかりますね。
品種によって味わいやシャリ感も変わってくるので、違いを楽しみ、好みの梨を見つけてみるのも良さそうです!

 

 

美味しい梨の見分け方

梨は追熟しません。つまり置いておいても甘くなったりシャリ感が増したりしません
そのため、もちろん新鮮に越したことはないですが、鮮度はそこまで大きく影響はないようです。
というのも品種にもよりますが、梨は常温(高温多湿を避ける)で一週間程度キッチンペーパーなどで包み、袋に入れて保存するとそれ以上日持ちします。

比較的、日持ちするので鮮度で美味しさの明暗が決まるという訳ではなさそうです。

 
では、どこに注目すれば良いのか。

茨城県下妻市の梨農家4代目 関さんにお話を伺うと、未熟でも完熟でもない「適熟」収穫が重要とのこと。

しゅるしゅると梨を剥いてくださる関さん!さすが〜👏

 

早めに収穫した場合、梨は追熟しないため、甘さが乗り切っておらず、追熟もしません。

反対に遅れて(完熟して)収穫すると、シャリ感が損なわれてしまうことも。

つまり、未熟でも完熟でもない「適熟」の時期に収穫することで、梨を最大限に美味しく食べることができるという意味です。

 
「適熟」の時期に収穫された梨を見分けるポイントとして、梨のおしり(花おさまり)まわりがうっすら青くなっていること。

 

全ての梨に表れる訳ではないそうですが、おしり(花おさまり)の周りが青くなると、梨の収穫に相応しいタイミングだそうで、関さんも収穫の際はチェックしています。
梨を買うときはぜひ見つけてみてください。

 

ちなみに情報ですが、梨はヘタ側よりもおしり(花おさまり)部分の方が糖度が高いんですって。

切ってしまえば、正直どっちがおしり側かわからなくなってしまいますが、意識して食べてみると違いがわかりますよ!

 

 
梨の品種の特徴!

クロレラ梨研究会で扱いのある、梨の品種について、特徴をご紹介します。

幸水梨シーズン始まりの早生品種。爽やかな甘さとみずみずしさは暑い夏にぴったりです。

 

豊水甘味と酸味のバランスが絶妙です。とっても爽快感があり、さっぱりとしています。これぞ梨という品種です。

 

あきづき「新高」と「豊水」に「幸水」を掛け合わせた品種。ジューシーで果肉が柔らか。

 

恵水「新雪」と「筑水」を掛け合わせた茨城独自のブランド品種。大玉で甘さとシャリ感、果汁もたっぷりで非常にバランスが良い。

 

甘太洋梨っぽい柔らかさがあります。甘く濃厚な味わい。「王秋」と「あきづき」の掛け合わせなので、日持ちも良くします。

 

新高(にいたか)大玉が特徴で、1玉1kgを超える個体も。みずみずしく風味も豊かで上品な味わいです。

 

にっこり「新高」と「豊水」の交配種。名前の由来は、もともとは栃木のブランド梨だったため、観光地の日光と梨(り)を合わせて「にっこり」と名付けられました。

 

王秋一番の晩生品種。果肉は柔らかいです。とにかく日持ちするのが特徴。常温で3ヶ月、冷蔵庫で半年後に食べたという強者も。「冬の梨」代表です。

 

 

3種並べてみると見た目の違いがわかりやすいです。

 

クロレラ梨研究会の梨

 

茨城県下妻をはじめとした茨城県の南西部の各農家さんから梨を集め、出荷しています。
そのため、扱いのある8品種を時期に合わせて一番美味しい品種を出荷できること、半年という長い期間出荷できることが特徴です!

そして、梨に限らずですが、農作物は土の影響を顕著に受けます。
クロレラ梨研究会の契約農家さんは、淡水藻のクロレラを原料とした有機肥料を用いており、土壌微生物活性化を促し、甘くて美味しい梨に仕上げています。

 
酸味が強い品種の豊水でも糖度15度以上はあり、取材時にいただいた甘太は18度を記録しました。

 

糖度計に果汁を垂らします

 

甘太の糖度は18度!!

 

まとめ

梨は各品種ごとにみると楽しめる期間は短いですが、梨という括りで見ると半年も美味しく食べれる期間があり、品種によって味や食感も違い、さらには産地や作り手によっても異なるので、

好みの品種、産地などを見極めて美味しく食べれたら良いですね!

 

 


この記事を書いた人

大阪府出身。10代〜20代半ばまで某劇団員として舞台で活躍。

アスリートのセカンドキャリアや、ラグビーW杯2019、東京五輪・パラリンピック2020に仕事で携わることに興味を持ち現在の職に就く。

MBS『産直ダイスケ』のロケへ、大畑大介マネージャーとして3年間同行してきた経緯から、大畑大介商店担当となり、現場取材・取材記事作成・商品撮影・サイト運営・SNS運用等、奔走中。

 

【茨城県】梨 適熟収穫 5kg ※8月〜12月上旬

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商品紹介

梨は追熟しないフルーツ。未熟すぎず完熟すぎない「適熟」収穫が美味しさを左右します! (株)くらぜんさんの元には梨の有名産地である下妻をはじめとした茨城県南西部の各農家さんから梨が集まり、9品種を出荷しています。 最大の特徴は8月上旬から12月上旬までの間出荷可能ということ。そして、淡水藻のクロレラを原料とした有機肥料をた…

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