古都華（ことか）とは？

読み方は『ことか』。奈良県生まれの苺です。奈良県でしか生産されていません。
古い都の華ってなんだかロマンチックな名前ですよね。
由来は奈良に新しい華を添えてくれるようにという思いから。

奈良県農業総合センターが「7－3－1」と「紅ほっぺ」を掛け合わせで、2011年に品種登録された品種になります。

『古都華』の特徴
〜贈答用としておすすめの理由〜

◆味わい→甘みと酸味のバランスが絶妙

他の品種と比べて、実をつける数が約半分と圧倒的に少ないので、サイズにかかわらず、個体ごとの味のばらつきが少なく、全体的に味わいがググーっと濃くなる！

大きいサイズも小さいサイズもほぼ味の差はありません！

　
また、一般的にイチゴは先端に行くほど甘くなります。先端から形成され赤くなるのも先端からだからです。

『古都華』ももちろん先端の方が甘くなるですが、ヘタ側と先端の甘さの差が少ないのも良いところです。

　
口に入れると甘くて上品なイチゴ独特の華やかな香りが口いっぱいに広がります。

◆見た目→いちごらしい整った形と色

形はバランスの良い二等辺三角形で美しく、色は濃いルビー色で、艶感がすごいです。

◆日持ち→長い！

古都華は果肉が固めなので、傷みにくく日持ちが比較的長いのも嬉しい！！

『古都華』の旬　期間限定のデラックスサイズ

出荷時期は12月から4月ごろまで。
本当に美味しい時期は1月から3月ごろでしょうか。

『古都華』は、最初に大きい粒が一つできて、その後に普通サイズの粒が数個成ります。

なのでデラックスサイズの『古都華』は、1月上旬〜2月下旬ごろまでの短い期間のみで、先述したとおり、他品種と比べて実をつける数が少ない上、大きくなる粒はその中でも限られるため、非常に希少なんです。

もちろん、サイズにかかわらず、甘さ風味味わいに差がない品種のため、
大きいサイズで見た目と食べ応えを取るか、小さいサイズで量と一口で食べれる幸福感を取るかは、あなた次第！？

　
『古都華』の生産者　萩原いちご農園さん

奈良市で約45,000株のいちごを有機肥料にこだわり、栽培しています。
萩原（はぎはら）いちご農園の　萩原 健司（はぎはら けんじ）さん（右）

イチゴはもいだ瞬間から鮮度劣化が始まり、赤くなると果肉がより柔らかくなることから、少しの衝撃で傷みが出てしまいます。そのため物流の都合などで場合によっては、赤くなる前に収穫して出荷する、ということがどうしても避けられない果物ではあるのです。

しかし、萩原さんは『イチゴを真っ赤に完熟した状態で出すこと！』をモットーとしており、鮮度を保持しながら、一番美味しい状態で皆様の元へ届けられるように心がけています。

その品質を維持するために、毎日イチゴを観察することも重要です。
こまめにチェックすることによって、イチゴの異変にいち早く気づき、早い段階で処置していくので、毎年安定して品質の高いイチゴを生産することができるのです。

ハウスにお邪魔した日はお天気にも恵まれ、いちごを沢山食べたとっても幸せな一日となりました〜！

イチゴ狩りで役立つ　上手な収穫の仕方

ちなみに情報です！

ヘタの付け根に親指の爪を入れて、そこを軸に軽〜く力を入れてキュッと折ってあげると、プチっと良い音がして、綺麗に採ることができます。

イチゴ狩りの際は試してみてね！

萩原いちご農園さんの入り口の大きないちごのオブジェの前で。たくさん収穫しました〜！
萩原さん(左)、大畑(中央)、萩原さんをご紹介いただいた（株）ジャパンフロントファーム前田社長(右)と。

この記事を書いた人

大阪府出身。10代〜20代半ばまで某劇団員として舞台で活躍。

アスリートのセカンドキャリアや、ラグビーW杯2019、東京五輪・パラリンピック2020に仕事で携わることに興味を持ち現在の職に就く。

MBS『産直ダイスケ』のロケへ、大畑大介マネージャーとして3年間同行してきた経緯から、大畑大介商店担当となり、現場取材・取材記事作成・商品撮影・サイト運営・SNS運用等、奔走中。