ご当地ラーメン!茨城名物『あん肝ラーメン』お取り寄せで並ばずに人気店の味
まるみつ旅館『あん肝ラーメン』
あんこう鍋をベースにした濃厚スープ
◆あん肝ラーメンの始まりは、あんこう鍋
茨城県と福島県の県境に位置する北茨城市。海沿いの平潟町は古くから深海魚あんこうの水揚げが盛んに行われていました。
あんこうは水分が多く日持ちしないため、遠方に出回ることは少なく、地元であんこうと野菜だけで水は一切入れない鍋、『どぶ汁』として愛されてきました。
その『どぶ汁』を地元の人だけでなく、観光客にも食べやすく親しみのある味に工夫したのが『あんこう鍋』です。使う味噌や入れる野菜によって、各旅館やお店によっても特徴や味わいは少しずつ異なります。
こちらがあんこう。深海魚らしいお顔ですね、、
◆あんこうの宿 まるみつ旅館の歴史
まるみつ旅館は現当主、三代目の武子能久(たけし よしひさ)さんの、お祖父さんが創業。
お祖父さんは元々、港の仲買人。当時はあんこうが沢山獲れたため、値段も安かったので、あんこうを多く扱うようになります。
そうすると、あんこう料理を沢山の人に知って、食べてもらいたいという思いが芽生え、1968年に平潟町で初めての民宿『あんこうの宿 まるみつ旅館』としてスタートしました。
まるみつ旅館のあんこう鍋は、そんなお祖父さんの代から受け継がれる味を守り続けています。その美味しさは今も昔も変わらず、全国ご当地鍋フェスタ『鍋-1グランプリ』で2017年度の優勝に輝くほど。秘伝の味で変わらない美味しさって素晴らしいですね。
三代目の武子能久さん(右)と大畑(左)
◆あん肝ラーメン誕生まで
開発のきっかけは、あんこう鍋と言えば秋冬のイメージが強いですが、実はあんこうは真夏を除いて1年中水揚げされる魚で、あんこう鍋以外にも美味しい食べ方があることを発信して行きたいと考えていたから。
お祖父さんの代から受け継ぐ、『鍋-1グランプリ』で優勝したあんこう鍋のスープをベースに、ラーメン用にあんこうの骨からとった出汁などを加えて開発されました。
これまで催事やイベントなどに出店し、大好評を得てきた実績はありましたが、本業は宿泊業のため、店舗での販売や通販では扱ってきませんでした。
そんな中、新型コロナウイルスの影響により、宿泊業も大打撃を受けます。武子さんはすぐに動き出しました。
今こそチャンスだと言わんばかりに、旅館の宴会スペースを『麺屋まるみつ』としてあん肝ラーメンを提供できる場所にしました。これが大当たり。多い時は2時間待ちの大盛況です。
銀座にある茨城アンテナショップでも期間限定販売しておりましたが、人気のため期間延長となるほどの盛況っぷりでした。
たっぷりのあん肝と地元のたつご味噌をベースに、濃厚だけどこってりしすぎず、深いコクがたまらない贅沢なスープはやみつきになります。
最後はご飯を入れて余すことなく食べ切るのが正しい食べ方。
あん肝を鍋に投入!の図
驚いたのはお店の味と、通販で届くあん肝ラーメンが、遜色ない美味しさだということ!!
お店の味を家庭でも!とはよく言いますが、やっぱりなかなか難しい部分でもあり、詳しくは企業秘密とのことですが武子さんも相当なご苦労があったようです。
でもそのおかげで、自宅で大人気の本格派の味を、並ばずに楽しめるのは、このご時世本当にありがたいことです。
おすすめのトッピングはバター!より濃厚な味わいに。
他にもラーメンには煮卵が定番ですが、温泉宿ということで温泉卵もおすすめだそう!
◆三代目の取り組み
三代目の武子さんは、大学卒業は某有名自動車メーカーの営業マンとして2年務めた後に地元へ戻りました。
その後旅館で5年間勤め、父親から会社を引き継いだのが27歳という若さ。お兄さんは料理長という立場になり、ご兄弟でまるみつ旅館をさらに発展させていきます。
そんな折、社長になって8年目で東日本大震災を経験。実質的な被害のほか、風評被害にも苦しみました。しかしそんな苦しい状況を乗り越えていくためにも、また2014年に亡くなったお祖父さんの意思を継いでいく決意の表れとして、2015年にあんこうの新たな魅力発信・商品開発の研究を目的とした『あんこう研究所』をオープンさせます。
1Fのショップには、持ち前の発想力で武子さんが考案したあんこうを活用した商品がずらり。
また、ここでしかできない体験として、『あんこうの吊るし切り』も体験できます!(要予約)
私たちも体験させていただきました!
ちょっと衝撃!吊るされたあんこうと大畑の図
最初にヒレを落として
余すことなく捌きます
さらに、コロナ禍によりオープンさせたまるみつ旅館のE Cサイトの商品には、少しでも自宅で旅気分を味わって欲しいと、あんこう鍋の他、あんこうコラーゲン風呂の素と旅館で使うお風呂用品をセットにして販売するなど、ユニークな商品も好評です。
武子さんの取り組みは止まることを知らず、あんこうを隠し味に使った、まさかの『賞味期限4時間プリン』の開発や、あん肝ラーメン初の海外輸出も始まったりと大忙しです。
大畑大介商店では、大人気のあん肝ラーメンと、平潟漁港ではよく水揚げされますが、全国的には珍しい深海魚、メヒカリの唐揚げをセットでお届け。
こちらは刺身でも食べれるほど新鮮なメヒカリを使用し、冷凍のまま揚げるだけでメヒカリ本来の味を楽しめます。味付けはしてないのでお好みで塩で召し上がってください。そのままでもメヒカリの旨味が強いのでとっても美味しいですよ!
茨城を堪能できるあん肝ラーメンとメヒカリの唐揚げセット!ぜひこの機会に。
この記事を書いた人
大阪府出身。10代〜20代半ばまで某劇団員として舞台で活躍。
アスリートのセカンドキャリアや、ラグビーW杯2019、東京五輪・パラリンピック2020に仕事で携わることに興味を持ち現在の職に就く。
MBS『産直ダイスケ』のロケへ、大畑大介マネージャーとして3年間同行してきた経緯から、大畑大介商店担当となり、現場取材・取材記事作成・商品撮影・サイト運営・SNS運用等、奔走中。
【茨城県北茨城市】あん肝ラーメンとメヒカリの唐揚げ
通常価格
2,630
円 (税込)商品紹介
【産地直送】生産者と食卓を共に笑顔に|大畑大介商店
元ラグビー日本代表の大畑大介が、コロナ禍により困っている生産者の方の力になりたいと立ち上げた、“全国各地の生産者の方”と“皆様の食卓”を繋ぐサイトです。大畑大介が自信を持っておすすめする産地直送の美味しい食材(新鮮な野菜・魚介類・果物・お米等)をお取り寄せいただけます。 また出品いただく生産者の方も随時募集中です!
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