翡翠茄子とは？

日本生まれの数少ない在来種で、美しい翡翠色をした茄子です。

みなさんがよく目にする、青ナスや、白ナスとは別の品種です。

皮が柔らかく、熱を加えるとトロトロの食感を生みます。アクや苦味も少ないため、ナス嫌いも食べれるナスとして注目されているんです。

翡翠ナスのブランド「美〜ナス」を育てる団体　GOTTSO阿波

徳島県阿波市の農業後継者が中心となって組織されたグループ『GOTTSO阿波』が、

毎年決まった農家さんに種を採ってもらい、翡翠ナスを「GOTTSO美〜®︎ナス」という名前でブランド化しました。

阿波弁で“ご馳走”という言葉を “ごっつぉう”と言うそうで、それが変化し“ごっつぉ”となり、

『GOTTSO阿波』の意味は『阿波のご馳走』という意味だそうです。
　
会長を務める寺井稔さんを中心に、現在は13名の生産者が『GOTTSO阿波』のメンバーとして活動されています。
ナスは子供が嫌いな野菜ランキングの上位にランクインしてしまう野菜だそうで、

“お子様やナスが苦手な方でも美味しく食べられるナスをつくりたい！”という思いがきっかけで、GOTTSO美〜®️ナスが生まれました！

GOTTSO阿波のメンバーの方々。左から2番目が会長の寺井さん

美〜ナスの特徴

◆見た目

美しい翡翠色をし、一般的な青ナスと比べて実のできる数は3割ほど少ないため、個体は大きめで、ぽってりとしたフォルムをしています。

◆味・食感一般的なナスと比べてアクやエグみが少なく、ほんのり甘い！

これだけ聞くと水ナスに近いのかな、と思うのですが、熱を加えると驚くほどトロトロになります。

皮は少し固めですが、果肉はきめ細かくスポンジのような柔らかさで、油との相性が抜群。フライパンに油を引いて焼くだけで『魅惑の口どけ』が体感できます！！

味が染みやすく、他の食材や調味料の旨味をしっかり吸収するので（特にお肉料理が合いますよ！）、料理の味を引き立てます。

なんとびっくり、スイーツへのアレンジにも適しています。アレンジの幅は無限の野菜です。

こちらは美〜ナスをコンポートにして、ロールケーキに。ブドウのような梨のような食感・味わいで、めちゃくちゃ美味しい！

美〜ナスの旬は？

7月〜10月にかけて。

美〜ナス　超簡単！美味しい食べ方

① 皮が少し厚いのでトロトロ食感をより引き立てるために皮を剥きます。そして、繊維に沿って縦に切ります。1,5cmくらい分厚めに切るとより肉厚でおいしいです。

　
② 油を引いて軽く焦げ目が着くまで焼いてください。そしてまずはそのままお召し上がりください。（油をよく吸うので、お好みで油の種類や量も調整してくださいね）
あっという間にトロトロの魅惑の口溶け！！『美〜ナスのステーキ』の完成です。

　
さらに軽く焼いた美〜ナスをめんつゆ（こちらもお好みで白だしやみりんを入れてください）にしばらく浸すと『美〜ナスの揚げ浸し』の完成。すぐ味が染みます。冷蔵庫に入れておけば2、3日は大丈夫です。冷たくてとろっとして食べやすいので夏バテで食欲がない時でもバクバク食べれる一品に！

現地では調理担当の武澤さん（写真）が作ってくださった『揚げ浸し』に大畑も私たちも、虜になりました。箸が止まりません。

さらに専門家が考えたレシピもこちらでいくつかご紹介させていただきます。

◆美〜ナスのミートグラタン

◆美〜ナスの押し寿司

ぜひお試しください！

『美〜ナス』の特徴や美味しい食べ方などをご紹介しました！

この記事を書いた人

大阪府出身。10代〜20代半ばまで某劇団員として舞台で活躍。

アスリートのセカンドキャリアや、ラグビーW杯2019、東京五輪・パラリンピック2020に仕事で携わることに興味を持ち現在の職に就く。

MBS『産直ダイスケ』のロケへ、大畑大介マネージャーとして3年間同行してきた経緯から、大畑大介商店担当となり、現場取材・取材記事作成・商品撮影・サイト運営・SNS運用等、奔走中。