タコの雑学・面白話　明石だこ博士に聞きました！

前回の記事では、今年で創業100年目、金楠水産4代目の樟陽介さんに、明石ダコの美味しさの秘密や、金楠水産のこだわりについてなどを伺い、掘り下げて行きました！

さて今回は、明日話したくなるタコの豆知識や雑学、タコ愛溢れる樟くんについて書いていきたいと思います。
タコはまだまだわかっていないことが多い未知の生物だそうです。

商品に同封されるリーフレットには、そんなタコのことを楽しく説明しています。個人的に驚いたことや、樟くんの解釈が面白かったことをピックアップしました。

茶目っ気たっぷりな金楠水産4代目の樟陽介さん（左）　大畑大介（右）

タコの性別の見分け方

これは結構有名ですよね。

吸盤が綺麗に並んでいるのがメス。

ところどころ不揃いな吸盤がある方がオス。

これはメス↓

タコは恋をすると死ぬ！？

タコはオスもメスも子孫を残す役目を終えると死んでしまいます。
オスは交配するとき、生殖器をメスに捧げ命を絶つ。
メスは宿った卵から子供が巣立つまで飲まず食わずで見張り、そののち、力尽きる。
なんとも儚い、、、

　
でもこれだけで、終わらないのが樟くんで、『だから食卓に並ぶタコはみんな、チェリーなんだよ！』と笑顔で教えてくれました。確かにそういった解釈もできますね。

私たちの食卓に並ぶタコは恋を知らずに生涯を終えたタコ。改めて感謝して頂かなければいけませんね！

　
さらに樟くんは、『たまに超特大サイズのタコがいるけど、ああ、こいつモテへんかってんな、って思う』って。その表現www

　
タコの足の先っちょ（足先）は食べれないの？

足先に毒があるという都市伝説まであるそうなのですが、毒はありません！
食べることはできますし、食べても問題はありません！

一般的に足先を食べない理由として、

タコは足先で色んなところ触るのであまり綺麗じゃない説が有力です。

加えて、

オスの生殖器が左側の前足から数えて3番目の足先なんですって！！

そう、いわゆるおち○ち○です。

もし機会があればオスの足先をよく見てください。3番目だけ他の足先と少し異なる形をしているのがわかります。

（写真撮り損ねました）

上記二つの理由から、足先はあまり食べなくなっていったようです。

その他にもリーフレットには樟くん独特の表現でタコの生態が紹介されているので、ぜひそちらも楽しんで頂ければと思います。

金楠水産4代目の取り組み！

そして、そのリーフレット、パッケージは有名なデザイナーさんのデザインだそうで、ほんとに可愛いですよね〜。贈答として届いたらコレは嬉しい！目で見て楽しめて、もちろん味でも文句なしの美味しさ。

樟くんの代からの取り組みです。

足のデザインがキュート！

樟くんが来てるジャケットもオリジナルデザインです

タコ専用に開発されたディップソースも美味しくて、私は山椒マリネがお気に入りです。（女性に大人気！）ベビーリーフにタコのブツ切りを加えて山椒マリネのソースで和えた超簡単な一品が、ご馳走！！

樟くんは高校を卒業後すぐに上京、築地で仲買人として6年間修行します。帰郷後は家業を継ぐのですが、上記の改革をはじめ、

鮮度管理という概念がない外国（セネガル）に出向き、日本の鮮度管理技術を伝承したり↓

近年、プランクトンが減ってしまった明石の海に“豊かさ”を取り戻すべく、一時的な取り組みでなく、継続的に長期的にアプローチしていくことが重要だとおっしゃっていた姿が印象的でした。

明石だこの旬　期間限定の茹でたて！

明石だこ漁は6月頭〜7月末ごろまで行われます。
その期間のみ、『茹でたて』を冷蔵でお届けします！！（通年商品は冷凍でのお届けとなります）
私たちもその場で食べさせていただきましたが、『茹でたて』はこの時期だけの旬の味わいです。
ぜひこの機会に、金楠水産こだわりの明石ダコをお召し上がりください！

　
明石焼き（余談）

地元で愛される明石焼きの老舗『泉屋』さんにお邪魔しました。

樟くんは子供の頃からよく訪れているお店だそうです。

メニューを見て、明石焼きのお店って聞いてたのに明石焼きないやん！っていうのが私の第一声で。
違いました。地元では『玉子焼き』というそうです。1ページ目に大きく書いてました。
ふわふわの生地に鰹が効いた出汁がめちゃくちゃ美味でした！！

生産者さんの取材に来た際にはご当地ラーメンを食べることが多く、大畑は中華そばも注文。ごちそうさまでした〜。

この記事を書いた人

大阪府出身。10代〜20代半ばまで某劇団員として舞台で活躍。

アスリートのセカンドキャリアや、ラグビーW杯2019、東京五輪・パラリンピック2020に仕事で携わることに興味を持ち現在の職に就く。

MBS『産直ダイスケ』のロケへ、大畑大介マネージャーとして3年間同行してきた経緯から、大畑大介商店担当となり、現場取材・取材記事作成・商品撮影・サイト運営・SNS運用等、奔走中。