Lacto Peach(ラクトピーチ)とは?和歌山・あら川生まれ”育てる人も食べる人も笑顔になる”新ブランド
昨年(2024年)の夏、大畑が友人の辻本さんから桃を頂きました。
我々スタッフも一緒にいただいたのですが、まずその大きさと美しさにびっくり!
そして食べて「めちゃくちゃ美味しい!」とまたびっくり!
担当者の私は、今まで食べた桃の中でいちばん美味しいと感じました。
それがLacto Peach(ラクトピーチ)でした。
ラクトピーチとは?「美味しいの上」を目指す新たな挑戦
和歌山県紀の川市桃山町の「あら川の桃」は、関西の桃のトップブランドです。
ラクトピーチは、その産地で作られている全く別の新しい価値を加えた桃、とか。
いただいた桃があまりに美味しかったのでずっと忘れられずにいたところ、今年(2025年)は嬉しいことに桃畑を見せていただけることに。
ラクトピーチがどうやってできるのか、大畑が和歌山県まで見に行ってきました!
(左)辻本農園 SEC&Co.の辻本さん、(中央)あら川の桃振興協議会会長 岩見さん、(右)大畑
農薬に頼り過ぎず乳酸菌で木を元気に
何となく身体にいいイメージのある乳酸菌ですが、ラクトピーチはその乳酸菌を肥料に使って育てているといいます。
この乳酸菌肥料は、植物を病気になりにくくし、生育を促進して、果実などの甘味が増すなどの効果が期待されています。
これまでにお米や野菜で成果を上げており、果樹への本格導入はラクトピーチが初めてです。
乳酸菌を配合した土壌混合用の植物活力剤。有機栽培や減農薬栽培に使われています。
除草剤を使用しないので、桃の木の周りにはさまざまな雑草が。雑草は伸びてきたら刈り取って肥料にします。カッコいい草刈り機「フルーティまさお」で草刈りを手伝う大畑。
オーガニックポリマーで水と栄養を届ける
ラクトピーチ栽培のもうひとつの重要な要素が、オーガニックポリマー(EFポリマー)です。
通常のポリマーは石油由来のものが多いですが、これはバナナやオレンジなどの果物の皮を再利用して作られた100%自然由来の超吸水性ポリマー。
オーガニック素材だけでできているので、土に還るというのが最大の特徴です。
ポリマーの役割を分かりやすくいうと「養分の運び屋」。
土壌に混ぜ込むと、土の保水力と保肥力が良くなり、必要なタイミングで養分が植物の根に届きやすくなります。
このポリマーは土壌や環境に負荷をかけずに植物をよく育て、甘い果実を実らせることが期待できるため、持続可能な農業を実現する資材として世界から注目を集めています。
EFポリマー社のオーガニックポリマー。世界でも有数の研究機関である沖縄科学技術大学院大学(OIST)とインド出身の研究者が開発した、2020年に生まれた新しい技術です。また、2024年から辻本農園 SEC&Co.は次世代へつなぐ農業を目指してEFポリマー社との共同研究開発プロジェクトをスタートしています。
「美味しい」のもっと上の価値を作る
こうした先端の農業技術で作られている桃のすべてがラクトピーチになるわけではありません。
収穫後には厳しい検査が待っています。
「ラクトピーチ」と呼ばれるのはその基準をクリアした2割ほどの桃だけ。
でも、待ってください。「あら川の桃」はすでにブランドとして認知されています。
そのまま出荷すれば十分では?
なぜ敢えてその上を目指すのか、その訳を辻本さんに聞いてみました。
辻本農園 SEC&Co.の辻本昌弘さん
日本の果物市場では、特秀、秀、優、良などのランクが存在しますが、例えば特秀の上のレベルを作っても必ずしも高く売れるわけではありません。
「美味しい」と「ものすごく美味しい」に味の差は確実に出るのに、価格差はあまりありません。
にもかかわらず、ラクトピーチは「美味しい」のもっと上を作り、そのレベルを求める人から評価を得ようと挑戦しています。
それは「若い世代にこそ、農業の可能性と魅力を伝えたい」という強い信念があるから。
分かりやすくいうと、若者に「農業は稼げる」「農業はかっこよくてクリエイティブ」というイメージを持ってもらえるようにしたいから。
ラクトピーチを通して農業を若者の憧れの職業にしたいから。
農業だって良いものを作れば豊かな生活が送れる事を当たり前にしたい。
農業は3Kとよく言われますが、それに勝る楽しさや喜び(気持ちと収入の両方の意味で)があることをラクトピーチを通して知って欲しい、それが「美味しいのもっと上」を目指す理由です。
“Farm to Happiness”の想い~桃から始まる地域と農業の未来~
ラクトピーチの合言葉は“Farm to Happiness”。
この合言葉には「農園から幸せを届けたい」との想いが込められています。
また、そこには「育てる人が幸せでなければ、届く先の人たちを幸せにすることはできない」という想いも込められています。
現在日本の農業界では、小規模・家族経営の農家は厳しい立場に立たされています。
そんな中でも「あら川の桃」は、あら川の桃振興協議会や地域の生産者の努力でブランディングを成功させ、「ちゃんと儲かる農業」になりました。
もしかしたらそんな土地柄だからこそ、ラクトピーチのような現状に甘んじず新しい価値を生み出そうというブランドが生まれたのかもしれません。
従来の農業の良いところは残しつつ、消費者と生産者がWIN WINの関係で結ばれるようなカタチがラクトピーチから広がっていくことを願って止みません。
ラクトピーチの桃畑の程近くのチーズ専門店コパン・ドゥ・フロマージュの宮本さん(左)と大畑(右)
宮本さんに教えていただいた桃とブラータチーズの一皿。オリーブオイルをかけていただきます。
この記事を書いた人
うどん県出身。
宝飾品会社、大手テレビ通販会社勤務を経験したのち、不思議な縁に導かれ20数年暮らした東京から大阪に移住、大畑大介商店の担当となる。
大畑も認めるラグビーマニアで、好きな選手は200人ほどいるが現在注目しているのはアントワーヌ・デュポンと李承信。
【和歌山県紀の川市桃山町】Lacto Peach(ラクトピーチ)2玉 乳酸菌で甘さを追求したプレミアムな桃 ※7月
通常価格
4,000
円 (税込)商品紹介
【和歌山県紀の川市桃山町】Lacto Peach(ラクトピーチ)約2㎏ 乳酸菌で甘さを追求したプレミアムな桃 ※7月
通常価格
9,000
円 (税込)商品紹介
【和歌山県紀の川市桃山町】FARMER’S FARMER あら川の桃 約2kg ※6月中旬~8月上旬
通常価格
6,000
円 (税込)商品紹介
7月3回頒布会【和歌山県紀の川市桃山町】品種違いでLacto Peach(ラクトピーチ)2玉×3回お届け ※7月中
通常価格
4,000×3=12,000
円 (税込)商品紹介
7月3回頒布会【和歌山県紀の川市桃山町】品種違いでLacto Peach(ラクトピーチ)約2㎏×3回お届け ※7月中
通常価格
9,000×3=27,000
円 (税込)商品紹介
【産地直送】生産者と食卓を共に笑顔に|大畑大介商店
元ラグビー日本代表の大畑大介が、コロナ禍により困っている生産者の方の力になりたいと立ち上げた、“全国各地の生産者の方”と“皆様の食卓”を繋ぐサイトです。大畑大介が自信を持っておすすめする産地直送の美味しい食材(新鮮な野菜・魚介類・果物・お米等)をお取り寄せいただけます。 また出品いただく生産者の方も随時募集中です!
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